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○同・キッチン(朝)
姉妹の祖父・星出恒河(ほしで・ごうが)が台所でエプロンを脱ぎ、
古いスマートフォンを操作している。
ボタンをタップし"送信完了"の文字が表示されると、
ズボンのポケットにスマホを押し込む。
作りたての朝食を食卓へ並べる恒河。
制服に着替えた真昼が、ダイニングにやってくる。
真昼「ゴウじい、おはよう」
恒河「真昼、おはようさん」
真昼が制服を着ていることに気が付く恒河。
恒河「そうか、登校日じゃったな。真夜はまだ寝とるんか」
真昼「うん。ありゃしばらく無理そう」
恒河「まぁええか。冷めんうちに早よう食べようや」
○同・ダイニング(朝)
テーブルにはオムレツ定食が二膳、綺麗に用意されている。
食卓に向かい合わせで座る恒河と真昼。
真昼「ゴウじい、いつもありがとう」
真昼・恒河「(二人部屋に向けて)いただきます!」
寝室から真夜の反応はない。
真昼が眼前をタップしマイラインを開く。
天気予報番組が映し出される。
気象予報士「本日の天気は晴れ。お洗濯にうってつけの一日です。
今夜のお祭りでは綺麗な星空が見られるでしょう」
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