まひるのキャスケット 登場人物紹介

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○星出 真朝(ほしで・まあさ) 享年32歳。米名はMartha Mitchell(マーサ・ミッチェル) 恒河の妻で、真昼と真夜の祖母。アメリカ人。 恒河が学生の頃、彼が海外放浪中に博物館で出会う。博物館では遺骨から剥製や復顔の作製をする考古学者として働いていた。仕事では本名を名乗っているが、普段は日本名を好んで使用していた。恒河と結婚後、娘の真夕を出産するも、病のため亡くなる。 「死んだら空から家族を見守りたい。私の魂は宇宙へ飛ばしてほしい。」と遺言を遺しており、この言葉から恒河はメモリーズとキャスケットを開発する。 ○飛天 望(ひてん・のぞみ) 16歳。容姿端麗な少女。真昼とは国立内野辺天文観測研究所で出会う。 祖父と父親は権威ある科学者でサラブレッド家系。弟の暁の遺骨を供養せず、実験台に使い続ける父親に反発し、遺骨を強奪。家出同然でスペースキャスケットに出場する。 真昼と真夜が恒河の孫だと知り、メモリーズが弟を苦しめる続けるきっかけとなったため、二人を敵視している。ダイヤのペンダントをお守りとして身に着けているが、これは弟の遺骨から抽出した炭素で作った人工合成のもの。 ○飛天 翠正(ひてん・すいせい) 42歳。望の父親。亡き息子・暁に執着しており、彼の人格を完全に再現することを目論み、遺骨を実験に使い続けている。全人類の人格を完全データベース化し、物理的な墓地を必要としない仮想空間供養を実現させようとしている。しかし研究は難航しており、打開策のヒントを求め、人格再現AIの初の成功例である真朝を探すためにスペースキャスケットを考案した。 恒河の研究内容を奪った張本人であり、幼い真昼からの『お空のサイエンステレフォン』への質問に答えた人物。 暁の遺骨を取り戻し、真朝を見つけ出すため、望と真昼を追っている。 ○飛天 暁(ひてん・あかつき)※本編未登場 享年14歳。翠正の息子で、望の実弟。故人。
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