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近くの神社にはある噂があった
「冬」に「1人」で「深夜」にそこに訪れ「参拝」し帰ってくると、数日後、理由も無く自殺を図ろうとする。そんなお話だ
そこは昼はパワースポットとして有名で、1部の参拝マニア達ではとても有名な場所だ
夜の噂はまことしやかに知られているが
誰一人それを見たものはいない
何故、こんな噂が生まれたのか誰も知らない
オカルト好きな者達はこれを調べた
でも何一つ分からなかった
映像機器、録音機材、メモ用紙に至るまで
記録媒体となり得るものを持ち帰ることは不可能だったのだ。
いや、その様な物を持っていた時点でこの「イベント」は起きないようだった
オカルト界隈では噂にされつつも
自分の命を懸けてそこで「イベント」を起こし
何一つ成果を得られずに帰ってくる事が予想され
試す者も居なく、噂だけが残り
近くに住むもの達は、法螺話として取り合う事は無かった、学生達のホラースポットとしては有名らしいが
わざわざ深夜に1人で神社に訪れる事なんて意図的でなければ起こりえない
そう、只の怪談話だった
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