傀儡(キフラス)

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 それでもこれしかないのなら、やるしかない。例え最後の一人となって討ち取られるのだとしても……もう、いいように思った。 「ダメ…キフラスっ」  悲鳴の様な弱い声。それに、キフラスは背を向けた。全てを振り払うかのように、心に冷たい鬼を宿して。
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