敗走の平凡

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優太は目の前で静かに閉じられたドアを暫く見つめた。 それから中で再び何やらガタゴトと始まった音を耳にすると、一気に全身に血が巡りだした。 俺、何を見たんだ? ネットの広告で見かけたことがある、エロマンガの男女と同じことをやっていた。 と、いうことは…? あれは所謂、セッ…。 「え、え、え、…って」 この何処にもやれない複雑な気持ちをどうしたらいいのか。 「うわぁぁぁーっ!!!!!」 優太は思わず叫びながらフロアを全力で走り抜け、体育館を後にした。
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