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「……ん……、痛っ」
何だか頭が重くて、痛くて、目が覚めた。
まだ薄暗い中、重い瞼を上げるとそこはリビングだった。
こんなところで寝てしまったんだ。
「水」
起き上がろうとしたら……。
え……?
後ろから腰に回っている腕。
この匂いは、舜?
いやいや、そんなわけないか。
いくら傍にいてほしいからって、そんな都合のいい話はないよね。
手を解いて起き上がった。
「絢華、おはよう」
えっ!?
その声に、思わず振り返った。
「な、な、なんで!?」
「ははは、驚きすぎ」
昨夜は紗羽と飲んで……って!
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