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その夜、子供たちが寝静まったあと、紗羽と二人でアルコールを口にした。
何年ぶりだろう……こういうお酒の飲み方。
ていうか、初めてかもしれない。
いつも紗羽が飲んでも私は飲まないし、自棄になって飲んだこともない。
ただ自分の気持ちだけで突っ走れたらどんなにいいんだろう。
たいして飲んでいないのに、体がフワフワしてきて、眠くなってきた。
このまま寝たら目が腫れちゃうな……なんて、どこか冷静に考えている自分もいたけれど、やっぱり睡魔には勝てなくて、いつの間にか眠りに就いていた。
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