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【後編】いつもと同じが終わった日
それは、王子 シロの容体が急変し、いつもならば
ベットに座って烏の話を、目を輝かせ聞くシロが、
ベットで寝たっきりになってしまった。
その日も、いつもの様に 王様に報告を入れた。
「だからどうしたと言うのだ?」
しかし、我が子ながら、王は、動じる事もなく
いつもの様に烏を威嚇している。
「俺が、何かして “アイツ”の容態でも変わるというのか?」
「いえ・・・ですが」
「四の五の言う暇が在るなら、直せ」
「何年“アイツの子守り”をさせてると想うんだ!?」
烏は、何も言わず頷き、王の間から出て行く。
そして、オオヒキに報告する前に、もう一度
シロの様子を伺いに向かうと。シロは、苦しそうにしている
「傭兵さん・・・」
「大丈夫だよ・・・いっぱいお薬飲んで。すぐ元気になるからね」
シロは、苦しそうでも、烏に笑顔を見せた。
烏は、シロにいつもの様に、薬を飲ませ。
横に座り見守った。
しばらくすると、シロは、眠りにつき
烏は、シロに「おやすみ」と一言伝え、出て行き。
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