【後編】いつもと同じが終わった日

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いつもの様に、オオヒキに電話した。 『待っていたぞ。烏。今日は、やけに遅かったんだな』 「えぇ。王子の容態に変化がありました」 その言葉に、オオヒキは、喜びゲコゲコと大笑いした。 『そうか!いよいよだな!』 烏は、少し黙り 再び王国の裏口。 見張りが、入れ替わる時間。などをオオヒキに伝え オオヒキは、胸を躍らすように 『いよいよカレハの国が我らの領土となるのか!よくやった!』 『薬は、あとどれくらい残っている?』 「あと、7つです。」 『了解だ!明日の朝 我々も出発する!決行は?』 「1週間後の午後21時。最後の薬を王子に飲ませて。」 「電話の合図と共に」 『わかった・・・ゲコゲコゲコ』 『久々の国盗りだ!覆いに楽しもう!!』 そう言って、オオヒキの嬉しそうな声が、止み 電話をしまい。空を見上げる。 それから1週間後に向け、 烏は、王に、王子の容態をしっかり見れるようにと 子守りの時間を 少しずらして貰い。 報告の時間もずらし、オオヒキへの報告は、3日に1回に変更した。 徐々に弱っていくシロに、興味も薄れて行く王。 それでも報告する烏。 無理に笑おうとするシロも、あと5日を過ぎた頃から 喋る事も、少なくなり、ほとんどの時間 眠るようになった。
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