雨の子

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びゅう 急に強い風が吹いた。 と、同時に、 『お母さん、ありがとう。』 「…!」 あの子の、声がした。 あれは、幻聴だったのかもしれない。 それでも。 あの子の声が聞けただけで、寂しさは吹っ飛んでしまった。
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