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言われて、今度は次にされることがわかって、少しだけ唇を開く。覆い被さってきた光司の薄い唇が触れて、今度はこっちから舌を入れてみた。舌で口の中をなぞるようにすると、光司が喉の奥で小さく喘ぐ。
「じょうず。……きもちいい」
口の中に言われてぞくぞくした。唇を押しつけたり挟みあったりしながら光司が裸の胸を押し付けてきて、それだけで心臓が壊れるんじゃないかってくらいにどきどきした。
光司の右手が裸の腰を撫でていた。くすぐったいような、それが気持ちいいような気がしてそのままにしておく。やわらかい口の中を舌でまさぐることに夢中になっていたら、股ぐらに熱い塊が押し付けられた。光司の指が触れる。握り込まれる。光司のものも勃っていて、一緒に握られて腰が固まる。自分だって、恥ずかしいくらいに勃っている。
「こういうの嫌？」
「……ううん」
舌を絡めたまま光司が笑った。そのままゆっくり扱かれて、腰が痺れた。
他人に裸を見られるのも、触られるのも初めてだった。それどころかキスだってこのあいだのキスフレ以外では初めてだ。キスだけで頭がぼうっとするくらい気持ちいいのに、光司の薄い手に柔らかく扱かれて、もうものが考えられない。腰から背骨に電流が走る。脳が痺れる。何をしているのかわからなくなって、自分が把握できなくなる。
「光司……ま、まって」
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