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それよりも、ひとつ疑問があった。
目覚めて佳奈にふれていることに気づいてから、俺の興奮は高まっている。
当然あそこも元気になっている。
それを佳奈の身体に押しつけてしまいそうな体勢なのに、その窮屈感がなかった。
ズボンに押さえつけられている感触はなく、自由に伸びあがっている感じなのだ。
佳奈をおこさないようにゆっくり右手を自分の腰に伸ばした。
どのズボンをはいていたかを確認しようと思ったからだ。
しかし、どこまで手を伸ばしてもズボンにふれることはなく、手は佳奈の足にあたったようであわてて手を引いた。
どうやら俺はズボンをはいていないようだ。
トランクスすらはいていない。
佳奈がいるのに全裸になっている?
酔っ払って脱いでしまったのか?
なにか佳奈に失礼なことをしてしまったのか?
記憶にないことを恐ろしく感じた。
佳奈を傷つけていないことを信じたい。
でも、傷つけられた佳奈がこんな体勢で眠ることはないだろう。
念のため、佳奈がジーパンをはいているか確認しようと思った。
佳奈の細くくびれたウエストに手をふれてどきどきした。
そこからあまりふれないように手を下に滑らせていく。
俺はごくりと唾を飲みこんだ。
腰のふくらみにふれ、おしりの丸みにふれてしまった。
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