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「ん、そいつ」
そう言って三島が指した先に居たのは、
猫…じゃなくって七月だった。
「マジかよ三島!」
幼馴染みとか三島のくせに!羨ましいぞこんにゃろー!!
「ああー七月かあ……」
ん?
「うん、七月じゃあ、なあ」
ん??七月の何がダメなんだ?
「おい、何か七月だと駄目なのか?」
「いや、勿論駄目じゃないけどよお…」
「七月って喋らねーじゃん?少し不思議というか…」
確かにそうだけど、それに問題があるのかな?
「だから、まあ幼馴染みとの恋愛とかなさそうだなっていう」
ああー、なるほど!それなら少し分かるかもしれない。
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