第ニ章 何をしてるのか?

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第ニ章 何をしてるのか?

いつのまにか、私の体は無理やり引っ張られた。 誰かが叫んで強制的に生かしたのだ。 (…誰?なんで見ず知らずの私を助けたの?) 私は、死んだ目でその人をボーッと見た。 背は普通で、男性。 どこかで見たことあるような? …気のせいか。私に知り合いなんているわけないしな。 何か話そうとしたのだが、私は喋れなかった。 声を発しようとしたが、出せない。 それより息がつまりそう。 (…そうか。私死にたいから。こんなにも消えたいのか。) それなら話す必要ないか。 私は、ゆっくりと笑った。いきなり狂ったように。 そして、意識を失った。 だから、私はなんでこの数時間後に、その男性の家にいたのか、理解するのに時間がかかったのだ。 これは、きっと夢なんだ。 そう思うほかなかった。
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