僕の雨-1
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僕の雨-1
いつのまにか君は隣にいて、そっと傘を差し出していた その時の君といったらなんだか変な顔をしているものだから、それが妙におかしくって、笑ってしまった。その時初めて、私は泣いていたことに気づいた。 泣いて笑う私は相当に妙だったろうな。 君はますます変な顔になったが、ただただ傘を私に寄せていた。 私は雨が嫌いだった。 でも、雨は私を嫌っていなかった。 雨の日も悪くないなと思った。
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