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腹を抱え爆笑するタカノ。予想通りの反応だけど、腹立つな!
まあ、自業自得なもんで笑われても、何も言い返せない。
ホント、情けなねぇな。
「で? その薬はまだ残ってる?」
「薬は全部使い切って手元にないよ」
「ふーん……そっか、とりあえず服着たら目のやり場に困るわ」
視線を泳がせつつタカノが言う。
「あっ、ごめん」
オレは、脱ぎ捨てた服を拾い集めガサゴソと服を着る。
タカノと話をした事で、緊張が解れたのか、さっき済ませなかった尿意が再び催し始めた。
「あんた、さっきから何モゾモゾしてるの?」
俺の様子に気付いたタカノ。
「あの……ええっと、トイレ行きたいんだけど女はどうやて用を足すのか分からないんだ。教えてタカ姉ねぇ」
「はぁ、もう! そんな事も分からないの便座に座って用を足せばいいのよ。早く行きない」
やれやれと言った表情をするタカノ。
ふぅ……危ない。もうちょいで漏らす所だった。
ジョロ、ジョロと小水の音が耳に入る。
なんだろな、スゲェ背徳感に襲われているんですけど……。
「ハアハア……んっ……」
顔が赤々と紅潮してるのが自分でも分かる。
めちゃ恥ずかしい。ちっ、何考えてんだオレは!
急ぎトイレから出るとタカノが声を掛けてきた。
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