第8話【初めては、保健室で……】前編

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 そして、何かがおかしい? それが何なのか分からない。 「ハァ……ハァハァ……もう、やめろ」  オレの言葉を聞き、春國の瞳が妖しく色づくと、それは突然だった。  唾液に塗れて彩られた乳頭の切っ先をカリッと甘噛みした春國。 「は、それ、ヤバ……」  瞬間的に察知するも、時すでに遅しで、背筋をビリリィと快感になぞり上げられ、やって来るのだ!  あ、ダメ、我慢だ、我慢しないと。   「でも、来る、来るから、もうムリ……ちくびイクゥッ!」  快感の波が、激しいうねりとなって、オレを襲えば、こうも身体を震わすかと言うくらいに痙攣させた! 「ああ……きてる、来ちゃってる……ビクビクが止まらないぃぃ」  背筋が勝手に仰け反って、官能の余韻で頭クラクラしてる。  チクビで、イクなんて、オレって、ヘンタイ過ぎるぅぅ。  必死に身体を諌めようとするオレに、 「アレ? おかしいな。気持ちよくないって言ってた筈だよな……終いにゃ、乳首で逝くってよ。え、どうなんだ、いつき」  春國は、嫌味ったらしく、したり顔で責めてきた! 「…………」  オレは、口を噤んで大いに被りを振った!  とんだ醜態晒した挙句、変なこと口走ってたよな、オレ。  うぅ、認めない、認めたくない。気持ちいいなんて、絶対に言わない。     
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