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そして、何かがおかしい? それが何なのか分からない。
「ハァ……ハァハァ……もう、やめろ」
オレの言葉を聞き、春國の瞳が妖しく色づくと、それは突然だった。
唾液に塗れて彩られた乳頭の切っ先をカリッと甘噛みした春國。
「は、それ、ヤバ……」
瞬間的に察知するも、時すでに遅しで、背筋をビリリィと快感になぞり上げられ、やって来るのだ!
あ、ダメ、我慢だ、我慢しないと。
「でも、来る、来るから、もうムリ……ちくびイクゥッ!」
快感の波が、激しいうねりとなって、オレを襲えば、こうも身体を震わすかと言うくらいに痙攣させた!
「ああ……きてる、来ちゃってる……ビクビクが止まらないぃぃ」
背筋が勝手に仰け反って、官能の余韻で頭クラクラしてる。
チクビで、イクなんて、オレって、ヘンタイ過ぎるぅぅ。
必死に身体を諌めようとするオレに、
「アレ? おかしいな。気持ちよくないって言ってた筈だよな……終いにゃ、乳首で逝くってよ。え、どうなんだ、いつき」
春國は、嫌味ったらしく、したり顔で責めてきた!
「…………」
オレは、口を噤んで大いに被りを振った!
とんだ醜態晒した挙句、変なこと口走ってたよな、オレ。
うぅ、認めない、認めたくない。気持ちいいなんて、絶対に言わない。
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