第8話【初めては、保健室で……】前編

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「そんなに顔を顰めて、我慢しなくてもいいんだぜ。気持ちよかったんなら素直に認めろよ。な、いつき」 「ふん、あんなの演技に決まってるだろ!」  当然ながら、嘘だけども……そうでも言わないと、自分を保ってられない。   「お前ってさ、昔からそうだ。俺の言うことに、直ぐ意固地になる……なら、そんなこと言えないように、するしかないよなぁ」  長年の付き合いだけど、こんな厭らしい顔を見せられるとは、露ほどにも思ってなかった。  そう、それは、一瞬、春國は、一切の無駄な動作なく、オレのスカートを捲り上げると、流れる様にショーツを脱がす。 「えっ? え?」  あまりの見事さに、オレは何をされたのか、わからなかった。 「気持ちよくないと言ってたわりによ、パンティが、愛液でグショグショだな」 「だっ、だまれ……それ違うから……」  反論しても無意味なので、オレは力なく、うな垂れるしかなかった。  下着(ショーツ)を手に取った春國は、それを、ゆっくり鼻頭を近づけてクンクン匂いを嗅ぎ出す。 「はっ?! 何してっ!」 「おう、こんなイヤラシイ匂いさせやがって、でも、ちょいションベン臭せぇな。クック!」  鼻に当て付けるショーツを横目にオレを見下ろし悦に入る春國。そして、いやらしい言葉で詰りオレを辱めてくる。 「うぅぅ…………」     
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