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オレの気持ちとは裏腹に、尚も接吻は続く。舌が捲られ舐られ吸い上げられて、春國により口腔を隅々まで犯される。時には激しく、時には優しく、丁寧に……あ、ヤバいかも。頭の裏側までもが、舐められてるような感覚は、癖になりそう。
キス一つで、出来上がりそうなオレの身体。
「ぷはっ、ハァハァ……ハァハァ……」
酸欠も相まって、頭がボウっとなる。
「ククッ、お気に召したかな。マンコ、すげぇ、畝ってんぞ! いつき」
春國のほくそ笑む表情が翳り、どうにも凶悪な人相となっていた。
「…………」
兎も角、春國の言葉を認めたくないオレは、顔を背けて黙り込む。
「黙りかよ。え、オラッ、いつき!」
思惑通りだと言わんばかりに、嬉しげな声の春國は、腰を大きくストロークさせた!
さっきまで、あんなに拒んでいたのに、あれ式のことが、オレをこんなにも、籠絡するか。
痛みが段々と引いて、遂には、春國のアレを受け入れようとし、膣の形をも変えてくる。
じゅぷ、じゅぷぷと、他愛ない肉棒の押し引きが、肉襞を刺激し途方もない快感へと昇華させて、カラダの芯を揺すった。
「ふぁ、ああ……あん、んんっ……」
ごくごく自然と零れた吐息。その声が、自分の耳に届けば、顔を熱くする。
恥ずかしい、ただ、恥ずかしかった。
「うわ、やべぇわ、いつき。お前、ちんぽにくるな」
オレの何がお気に召したか分かんないけど、春國は、大いに喜んで腰の回転を上げてゆく!
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