第9話【初めては、保健室で……】後編

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 その場で起き上がり、自由となった両手を摩るオレは、握りこぶし作ったら、無造作に春國の顔面を殴りつけた! 「ガハッ、い、痛てえぇ! お、おまえ、何すんだ!」  あまりの痛みの為か、ベッドの上で屈み込む春國。 「うっさいわ、己のやったこと省みろ! その程度で、済んで良しと思えよ」 「う、おまえさ、もうちょい、手加減ってものがあるだろうに……」  春國は殴られた頬を摩りながら、オレを咎めてくる。 「どの口がほざく、オレの心は、それ以上に痛いわ!」  オレは、春國に追い打ちを掛ける。 「そ、それは、そのよ……」  どうにもバツの悪そうに、目を泳がす。   「はぁ、で、どうすんの、続けるの? 終わるの?」  そう、このまま終わるのは、なんだか癪に触るのだ。かと言って、オレが言うのも違うし、だから、春國に、その選択肢を与えた。 「え、いつき? マジか、良いのか! じゃあ、続きだ、続き!」 「か、変わり身、はやっ! もっと悩めよ!」  オレの言葉など、聞いちゃいない春國は、背後より覆い被さると、そのまま、オレの尻たぶ、ひっ掴み、ギンギンにおっ勃てたモノを、容赦なくアソコ目掛けて突っ込んだ!  勢い余って、オレの体勢が崩れて、尻上がりな後背位となってしまう。 「ふむ、んんんっ……んはっ」  あ、さっきより、奥に……。     
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