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第2話【触れるな危険?】
気持ち良いくらいに自然と目が覚めたら、ベッド脇のサイドテーブルへ置いた目覚まし時計を手に取る。
時計の針は、ちょうど三時のおやつを指していた。
「ふん、ああ、よく寝たな。よしっ……」
欠伸しながら身を起こせば、オレはべッドに腰掛けた。で、気合いなんて入れつつ、自分の身体を見下ろしてみたが、結果、元の姿に戻って、
「いないよな……はぁ」
オレは、肩を落とし落胆する。眠る前と全く変化なし。いつまで、この身体でいなきゃいけないんだろうか? 考えるだけで、気が滅入ってくる。
それにしても、寝汗が酷かったのか、着用してた服が湿って身体に貼っ付いて気持ち悪い。
「ここは、シャワーでも、浴びてサッパリするに限るな」
自分の部屋を後にして一階へ降りる。
一階に降りたら、急に尿意を催したので、トイレへ入った。
「ふぅ、スッキリ……した」
トイレに入る度に、顔を赤らめて何やってんだオレは、阿保か。
女になった事を意識し過ぎて羞恥心が過敏になってるな。ホント、面倒な身体になっちまった。
まぁ、今は、そう言うのは置いといてシャワー浴びるか。
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