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頭を洗い終えると、バスチェアに腰を落として、石鹸を染み込ませたボディタオルで身体を洗い始める。
浴室の鏡に写る自分と目が合う。当然なのだけども、なぜか恥ずかしくなり、目を伏せてしまう。
「ああ、もう!」
かぶりを振って、茹だる頭をスッキリさせる。
再び、身体を洗い始めて、ボディタオルで二の腕を擦ったなら、少し肌がヒリヒリしたので確認のため、二の腕を見ると白い肌が朱に染まっていた。
さて、どうしたもんか、何時もなら気にすることもないけど、今は女だからな。
一応、気は使うべきか? オレはボディタオルを使わずに素手で身体を洗う事にした。
「まったく面倒な身体になったよな……」
石鹸を手に付けブクブク泡立て、身体を撫でるように洗ってやると、少し躊躇ってしまう部分がある。
「自分の身体だろ! ナニ遠慮してんだよ」
そう強く言葉を吐けば、そこに手を持って行き、その物体を優しく持ち上げてやり、ゆっくりと撫で洗う。
うっ、プルプルッして……
「やっ、やわらけぇ!」
なんとも間抜けな声が浴室に響く。自分の胸に感動するってやばいな、オレ。
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