第2話【触れるな危険?】

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 頭を洗い終えると、バスチェアに腰を落として、石鹸を染み込ませたボディタオルで身体を洗い始める。  浴室の鏡に写る自分と目が合う。当然なのだけども、なぜか恥ずかしくなり、目を伏せてしまう。 「ああ、もう!」  かぶりを振って、茹だる頭をスッキリさせる。  再び、身体を洗い始めて、ボディタオルで二の腕を擦ったなら、少し肌がヒリヒリしたので確認のため、二の腕を見ると白い肌が朱に染まっていた。  さて、どうしたもんか、何時もなら気にすることもないけど、今は女だからな。  一応、気は使うべきか? オレはボディタオルを使わずに素手で身体を洗う事にした。 「まったく面倒な身体になったよな……」  石鹸を手に付けブクブク泡立て、身体を撫でるように洗ってやると、少し躊躇ってしまう部分がある。 「自分の身体だろ! ナニ遠慮してんだよ」  そう強く言葉を吐けば、そこに手を持って行き、その物体を優しく持ち上げてやり、ゆっくりと撫で洗う。  うっ、プルプルッして…… 「やっ、やわらけぇ!」  なんとも間抜けな声が浴室に響く。自分の胸に感動するってやばいな、オレ。     
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