第2話【触れるな危険?】

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 ソファから立ち上がり、台所(キッチン)へ行き食料を探す。  まず、冷蔵庫を開けたが……。 「おいおい、食いもんが全くないな。この家、マジで大丈夫か?」  冷蔵庫の中身に唖然とした。  可哀想な冷蔵庫、本来の目的を果たせず、白い置物と化してる。  冷蔵庫を閉めて、オレは隣にある棚を物色し始めれば、あるじゃないの食いもんが!  カップラーメンを見つけた。では、早速、戴くとしますか。  カップラーメンの蓋を捲り、お湯を注ごうとポットの注ぎ口へカップラーメンを置きボタンを押す。 「ん? お湯は? まさか!」  急ぎポットの給水口を開けたら、中は空っぽで水が入ってない。 「ああっ! どうなってんのこの家は!」  オレは頭を抱え憤り声を上げた。  しょうがないので、ヤカンに水を入れてガスコンロでお湯を沸かす。  その間、リビングのソファに座り込みヤカンの水が沸騰するのを待つ。  手持ち無沙汰を解消しようとするが、何もする事がない。  色々考えを巡らし、リビングを見回していたら、壁に掛けてあった姿見が目に入る。  オレは徐にソファから立ち上がり姿見の前へ立った。  姿見には、少しダボついたTシャツに短パン姿のオレが写っている。 「やっぱイイナな。スゲぇ好み何だよな、実際」     
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