第1話【チェンジ】

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「アハハハ! おもしれぇ、コイツラ最高だな!」  リビングのソファでくつろぎながら、腹がよじれるほど、高笑いしてテレビのお笑い番組を見ていた。  ピンポーン!  室内に設置されたインターホンが鳴り響く。 「おっ! 着たか?」  ソファから立ち上がり、壁に掛かったインターホンの受話器を取る。 「ハイ、どちら様ですか」 「あっ! 恐れ入ります。(ワタクシ)白猫急便の者です。此方は(タチバナ)様の御宅で間違いないですか?」 「はい、そうです」 「株式会社ビューティ・ドリーム様より、(タチバナ)樹里(イツキ)様 宛ての荷物をお届けに上がりました」 「あっ、どうも直ぐに行きます」  受話器を戻したら、急ぎ玄関に向かった……。 「ありがとうございました!」  白猫急便の配達員は、頭を下げてドアを閉める。 「よし、早速試してみるか」  顔がニヤついてしまう。  俺はバスケットボール程の段ボール箱を小脇に抱えて階段を掛け上り、二階にある自分の部屋へと入った。 「ふん、フン、フフッ」  鼻歌うたいながら、ダンボールに貼られたテープを剥がし蓋を開け、箱の中を覗き込む。     
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