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中肉中背の平凡な体型だけど、脱いだら凄い系で、意外と女子から人気有り。
オレの事、わからないのが当然何だけど、面白そうだから、このまましばらく続けよ。
「オレ、火野ちゃんのクラスだけど……」
「えっ? マジか……キミ見たいな、べっぴんな子、ウチのクラスにおったか?」
「ひどいよ先生……グスンッ」
手を目元に当て態とらしく、ウソ泣きなんてしてみる。
「まっ。まままって、ちょっホンマにごめん。先生が悪いねん。こんな不甲斐ない先生でごめんやで、だから泣かんといて」
火野ちゃんは、どうしたらいいかわからず、あたふたしている。
「クッククプププフッ、ハッハハハ! ごめんごめん火野ちゃん」
「はっ? なんや? どないした?」
オレの急変ぶりに戸惑う火野ちゃん。
「悪い火野ちゃん。オレ、橘、橘、樹里だよ。オヤジから連絡あっただろ?」
「タチバナ? えっ、えおっえええ! おまえ橘か? マジかっ! 橘樹里なんか!」
目ん玉飛び出るくらいの驚きっぷりに、周りにいる先生達が、こっちを伺い見ていた。
「火野ちゃん声デカイ」
「おお、悪い。橘のお父さんから聞いてたけど、俺が思ってた以上に外見変わりすぎやろ。どないしたらこんなべっぴんになるんや。ホンマびびったで」
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