高校生活

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そして美術の時間。 「ちょっと蓮くん。何考えてるの?」 私はひそひそ声で話す。 「流石に女子と2人はまずいでしょ?由奈以外の人と組むきねぇーよ。」 顔が熱くなる。 「ねぇ、蓮くん。光には付き合ってること言っちゃダメかな?」 「俺はいいよ。もしなんかあっても俺が守るし。」 「ありがとう。蓮くん。」 「こうやって学校で由奈と話すのもやっぱりいいな。」 「だね。」 そうして2人で美術の絵を進めてく。 お互いの自画像を描く授業。 蓮くんの隣にいれるのが嬉しかった。 美術の授業の後の春休みはみんな蓮くんにべったりだった。 「光。話があるの。屋上で食べながら話せない?」 「うん?」 屋上は風があって気温もいいくらいで気持ちよかった。 「由奈話ってなに?」 「うん。実はね。私…中学の時から蓮くんと付き合ってるの。」 「え?」 「今まで黙っててごめん。蓮くんは人気あるし、付き合ってることによって私に危害が加わらないようにって、学校では付き合ってることは内緒なの。お互いなるべく関わらないようにって。」 「う、嘘でしょ?凄いじゃん由奈。あの蓮くんが彼氏?」 光の反応は思っていたのとは違った。もっと怒るかと思ってた。友達で入れなくなるかもって思った。 「光にはもっと早く言うつもりだった。なかなか言えなくて、ごめんね。」 「気にしないでよ。こうして由奈の口から話してくれたんだから、私は嬉しいよ。」 「光。ありがとう。」 「それよりさー。話たくさん聞かせてよ、付き合うきっかけとかさ!誰にも言わないから!」 「うん!」
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