CASE 1 夢の落とし物

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高校生二人が話している。 「ねえねえ、聞いた?」 「何?」 「隣のクラスの神田君、行方不明らしいよ。」 「えっ!イジメかな?」 「何か、噂では宝くじ高額当選して、その当選くじ欲しさの人間に殺されたとか。」 「マジ!?こっわー」 「無くしたモノ、見つかって良かったね。こっちにお友達が出来て嬉しいな♪」 有る駅に、一つの像が立った。 その像の顔は、恐怖で引きつったような苦しい顔をしていた。 手に、高額当選の宝くじを持ちながら。
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