CASE2 愛の落とし物

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「な、な、なんだよこれっ」 「え、彼女さん。探してたんでしょ?」 「こ、これ本物」 「よかったね、見つかって! じゃあ、『お礼』ちょうだい。」 このネコの声なんか、耳に入らない。 本物ってことはこれは間違いなく、ユミの・・。 悪寒が走る。冷や汗をかく。 恐怖で、体が震える。 ピシッ ピシッ 俺は気がついて足元を見た。 石化していた。 「え、え・・・。」
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