CASE 1 夢の落とし物

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「にゃにゃん(わかった)」 その瞬間、光が満ちて。 駅長の帽子を被った美少女が目の前に現れた。 「え、え?」 「ふう、やっと戻れた」 「あれ?キミ誰?さっきのネコは?」 「それは、私!」 え、ええーっ!? 「そ、そうなの?」 僕は彼女の全身を見た。 すらりと伸びた足に、細い腰にセクシーな胸元。 「人間に戻れたの何年ぶりかしらね。 本当に大事な落とし物した人しかこれないのよね。ここ。 その時しか人間に戻れないのよ。」
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