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今日も私は仕事にいくため満員の電車に乗った
その電車には私とそっくりのひとがいつも乗っていた
たまたまなのかな・・・と思いながら私は駅まで乗った
駅についた。
私は、満員電車からおり、仕事場に目指す
駅から仕事場までは5分程度で着く
今日は、電車の中にいた私にそっくりの人が
人混みを避けるように歩いていた
きっと人混みが嫌いなのだろう
私はきにせず仕事場に向かった
夕方
仕事が終わり私は家に帰ろうとした
だが私は足を止めた
そういえばここら辺に桜が綺麗に咲いている場所があることを思いだしたからだ。
ちょうどきれいな時期だから
ちょっと見ていこうかなと思い、私は桜が咲いている場所に向かった
野原についた。
そこにはシロツメクサやクローバーがたくさんあり、その野原の両脇に桜が咲き乱れている
その桜の木の下でだれかが桜を見上げている
それは今日の朝あった私そっくりの人だった。
「こんにちわ」
私は、思いきってこえをかけてみた。
するとその人は私をみて
「こんにちわ」
とあの電話で話している人と同じような私に似た声。
もしかして・・・と思ったときその人は
「さようなら」
といってその人が桜吹雪とともに消えてしまった。
その日からたまにきた電話がまったくこなくなった
あぁ。きっとあの人に話しかけては駄目だったんだ。
きっとあの人は「私」だったのだから。
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