「普段との違い」

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「普段との違い」

普段の彼女はいつもニコニコとしていて友達思いの教師にも人気のある女の子だ。 そんな彼女が僕は愛していて、彼女も僕を愛してくれた。 幸せな日々が続いていたが、僕は彼女と一緒にいればいるほどあることに気がついた。 時々とても怖い目をするんだ。 教室で話しているとき、一緒に下校しているとき、デート中…… 最初は何か気に障ることをしているのかとその直前の自分の行動を振り返ってみた。 けれど一向にわからず、直接聞いてみたこともある。 けれど彼女はキョトンとした顔で首を傾げるばかり。 俺の勘違いなのか、どうなのか…… 親友に聞いてもそんなこと一度もないと言われるし。 「どうかした?」 「なんでもないよ」 ほら、またその怖い目。
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