第2話 友達

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霊「……んで、さっきのことなんだけど」 いきなり、切り出された。 この流れは、まあ、結婚のことだよね…。 フラン「はい」 霊「まあ、色々と考えることもあると思うんだよ、君は女の子だし」 フラン「…はい」 霊「だから、さ」 霊「とりあえず、友達からってことでどう?」 友達…。 フラン「…はい!そうします!それがいいです!」 霊「お、おう」 いきなり元気良くなったな、と霊。 ……霊? なんで呼び捨てで言ってるんだろ…。 まあ、いっか、友達だし。 霊「じゃ…友達からってことで、よろしく」 手を伸ばす、霊。 フラン「……?…!…はい!」 私はその手を取った。 国同士の共和の証で、握手するみたいだと思っていた。 今思えば、これが初めてのプロポーズだったんだなぁって笑っちゃいそう。 ていうか、結婚するってなってじゃあ友達にってどういうことだよ!ってなるよね笑
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