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霊「じゃ、俺帰るわ」
美鈴「はーい!また来てくださいねー!」
フラン「じゃあね」
霊「おう、またな」
霊「志那都比古神!」
ビューン!
フラン「わっ!……なに今の風」
美鈴「ああ、志那都比古神っていう神様が起こした風です。あの人、神の力を操れるんですよ」
フラン「ええっ!それってすごいことなんじゃ」
美鈴「まあ、そうですね。でも、あの人普通に飛べるんですよねー」
フラン「…意味なくない?」
美鈴「それな!ですね」
フラン「無理やり敬語にしようとするのやめてくれない?」
美鈴「なんと!私にもツンデレですか!」
フラン「は?」
美鈴「いえ、こちらの話です」
フラン「…ふーん、ていうか霊って強いんだね」
美鈴「はい?」
フラン「だって、神の力を操れるんでしょ?そんなのチートじゃん」
美鈴「…チートはチートなりにあるんですよ、色々と」
フラン「…?」
美鈴「いえ、こちらの話です!」
フラン「またー?」
美鈴「あはは!そろそろ夕食ですよ、行きましょうー!」
フラン「あ、ちょ!」
待ってよー、と追いかけていくフラン。
その上空に黒い影が一つ、あった。
「…」
その影は、静かに消えていった。
そして、誰もいなくなった。
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