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あらすじ
異世界勇者を父に持つ日本育ちの異世界二世、飯田玉美は極妻フェイスのしがない本好き女子。
素性を隠して憧れの図書館員になったと思ったら、業務内容には「異世界人への職業案内」。
横行する物語世界への不正な異世界転生の弊害として、次々召還されてくる異世界人と極道ばりの剣幕で格闘する毎日がはじまる。
異世界モンスターが現れるわ、図書館自体も異世界に変化してしまうわの危険な図書館で、玉美は図書館員兼「異世界移民管理官」に。
しかし図書館に異変が起き始める。頻出するモンスターのせいで玉美までも剣を持って戦うハメに。その上たまたま手にした剣は玉美の失踪した父のものだった。本物の王しか使えないはずの剣を使う玉美、実は由緒正しき異世界王族。さらにはその正統継承者だったのだ。
しかし玉美は野蛮で田舎な異世界(じもと)なんかへ行きたくない。関わりたくない!
この図書館が異世界転生現象の拠点になった原因が元館長と自分の父のせいと知った玉美は、すべての現象を止めるため喋る王家の剣を手に立ち上がる。
何があろうと日本で平和に暮らしたい!
玉美はミリタリーメイドな美少女「掃部先輩」、謎めいた館長井村、元侍の頼れる異世界人「候江さん」、鬼のように怖い副館長長尾、図書館に勝手に住む妙な利用客常磐ら図書館の仲間とともに謎を解き、王の剣で異世界転生を止める。
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