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「ある日、母親の元に帰す途中で事故で交通規制があったんだか、男の子はパトカーを見ると目をキラキラさせて、しばらく動かなかった。」
「理由もなく憧れるものってあるだろ?女の子にとってのケーキ屋だとか、アイドルとか。男の子にとってはパトカーに乗る警察官が憧れだと父親は考えた。」
「それから父親は、休日には警察署や派出所を男の子と訪ねたりした。」
「そのおかげか、男の子は昔みたいに父親になついてきた。中でも男の子が好きだったのはやっぱりパトカーだった。」
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