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ずっと尾けて来る気配がする…。
学校が終わって、帰宅途中、今日は気分転換なのかいつもと違う道を通って行った様だ。
それが不幸を招いたのか、誰かに尾けられている。
(何の様…)
「いったい誰…気持ち悪い…」
気付かれない程度に歩みを速める。
見失うか…とピッタリ尾いてくるそれ。
息を段々と荒げながらも表情は笑みを浮かべてくる。
(もうすぐ家だ…!)
ドアノブに手をかけ様とした時声をかけられる。
「京くん…ずっとずっと好きで…でも京くん私の事無視するから、尾いて来ちゃった。」
京が後ろを振り返ると恍惚とした表情の恵美と、それを背後から襲おうとする一人の男だった。
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