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こんな優柔不断な男と、これ以上、付き合うことはできなかった…
我慢できなかった…
その結果、あの場面…
あの相模原の駅で、菅野が泣き出したあの別れの場面に至るのだ…
菅野の女のように、優しい顔が涙で、グショグショになった…
私はその光景を、今でも夢に見る…
嫌悪の対象として、だ…
憎悪の対象として、だ…
私は弱っちい男は嫌いだ…
特に、女のように女々しい男は、大嫌いだった…
そして、なにより、優柔不断な男が、大っ嫌いだった…
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