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何とか月も残っているるんだ。
僕は急いで渦巻く出口へ向かったんだ。後はあの光に飛び込むだけと言うところでそれは起こったんだ。
出口を塞ぐように立つ12の黒い影。その影には見覚えがある。これまでお化けの国で散っていった子たちなんだ。
僕はちょっとイラッとしたんだ。100歩譲ってシュン君には恨まれても仕方ないと思うんだ。でも他の面々は自分の判断不足で死んだんだ。逆恨みも甚だしいんだ。
僕は上着を脱いだんだ。入国前から体中にお札を縛りつけてたんだ。その数12枚。これは想定内なんだ。お札がしけってないかどうか唯一心配だったけど大丈夫みたいなんだ。
引導を渡してやろうと最後の戦いがはじまったんだ。
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