05 【呪】

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「…ジンジャー・エールね、わかったよ、…もし、次があったら、そういうお店に、案内させてもらうから」 とか…スピカさん。 まる子さんの放言に、気を悪くしたふうは無いみたい…? 「で…本題、なんだけれど、」 スピカさんの、その切長の目が…まる子さんを、そして、私を見据える。 「…貴方達に、ちょっと、聞きたいことがある、…それに、多分、話しておいた方が良いことも」 「まずは…あなた、」 なんて? え? いきなり…私から? 「…あなたは、このところ、つけ狙われている…、そして、そのことを、とても怖がっているし、狙われる理由を、知りたいとも思っている、…違うかな? 」 「…え? 」 と…私は、たじろいでいる。 いえ、まさに、その通り…ではあるけれのだけれど。 「…あんた、どういう、ことだ? 」 …と? まる子さん…凄むように? このひとったら…せっかく、容姿はかわいらしいのに。 「…いや、その位のことはわかるよ、『みがわる』までも無く、ね」 スピカさんは…たぶん、珍しいことに? ちょっとだけ、ほほえんでいる…? 「そして、『みがわ』れば、さらに、この位のことは出来る、…たとえば」 とか? スピカさん? その視線は…今度は、まる子さんへと? 瞬間。 まる子さんの、その顔から…表情が、消えている…? まるきりの、無表情? まるで、そう…スピカさんみたいな?     
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