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追撃
登場人物
主人公【ラサ・アッシュ】
アイザス王国【エフィ】【リーム・アイザス】
エキストラ[ベルグ指揮官][ベルグ兵][アイザス兵]
背景:渓谷
アイザスの姫リームを加えた義勇軍は、さらに士気を高め、攻城戦で敗走したベルグ帝国軍の残党追撃を開始した。
ラサ:情報によれば、帝国からの援軍が国境を越えたそうだ ここで敗残兵との合流を許すわけにはいかない 強行軍になるが、この渓谷を回り込み‥‥。
簡易司令室に副官エフィ、各小隊長、リームを集め、作戦方針を相談する。
リーム:渓谷越えなら、早速わたくしの出番ですわね♪
目をキラキラさせるリーム。
釘を刺すラサ:ああ‥‥そういうことになる。だがリーム一騎で戦闘を仕掛けるのは無謀だ。あくまで、偵察と陽動がリームの任務、本隊と合流するまで、戦闘行為は禁止する。
リーム:はーい♪
断崖に鋏まれた渓谷に、帝国敗残兵が集結しつつあった。
兵数こそ義勇軍より多いが、負傷兵を差し引けば、戦力比は互角、士気は圧倒的にアイザス軍が高い。
作戦通り、リームが単独で先行する。
ベルグ兵:り、竜飛兵が‥‥! 敵襲ーっ!
浮き足立つ帝国兵。
大半の兵士が逃亡を始める。
ベルグ指揮官:ええい、敵はたかが一騎! 恐れるな!
撃墜を指示する帝国指揮官。
だが、指揮系統はめちゃくちゃ。
高笑いを上げ、さらに挑発するリーム:あはははは! 撃ち落とせるものならやってみなさい!
ベルグ指揮官:撃てーっ!
槍兵隊を壁に、弓兵隊が矢を射掛ける!
ベルグ兵:あの竜飛兵‥‥噂に聞くアイザスの姫じゃないのか?
ベルグ兵:討ち取れば恩賞モノだぞ!
リーム:あの方達、目が危ないですわ‥‥。
後方へと退却するリームを執拗に追撃する帝国軍。
リームが渓谷出口に差し掛かる。
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