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背景:渓谷を抜けた戦場
渓谷を背にし、前面に槍兵隊、中央に本陣、本陣後方に弓兵隊を配置する。
心の声ラサ:帝国軍は、約2倍の戦力だが、地の利はこちらにある。
数刻後、伝令通り帝国軍が姿を見せた。
ラサ:帝国騎兵隊の突撃が来るぞ! 槍兵隊整列! 一歩も通すな!
心の声ラサ:騎兵突撃を止めるのは槍兵整列というのが兵法の基本だ。
更に、激突前に弓兵隊が矢を射掛け、戦力を削ぐが戦力差は否めない。
帝国側も義勇軍の前線に対し、矢を射掛け、所々突破してくる帝国騎兵。
ラサ:本陣剣兵隊は、突破してきた騎兵を包囲! 各個撃破!
ラサ自身も本陣の先頭に立つ。
ラサ:リームは上空から本陣の支援を! 弓に気を付けろよ!
リーム:任せなさい☆
激しい攻防が、やがて消耗戦を呼ぶ。
ラサ:‥‥頃合いだな。
このままでは兵力差で押し切られてしまう。
ラサ:本陣で中央突破! リーム、ランテ、チャオも続け!
ランテ&チャオ:りょうかーい♪
中央に戦力を集中させ、温存していた騎兵隊を前面に出して帝国本陣に強襲をかける!
驚愕するラサ:な、なんだあれは‥‥!!
上空に出現した巨大な隕石が前線に落下する。
ラサ:ばかな! 自軍を巻き込んでの大魔法だと!
前面に出した騎兵隊は、帝国本陣の前衛部隊と共に消滅した。
ゲボルグ:フハハハ! 我が名は帝国魔兵長ゲボルグ! アイザスの義勇軍ごときが、ずいぶんと調子に乗ったようだな。
義勇軍に動揺が走り、士気の低下を招く。
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