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背景:病室
エフィ:出世したそうね、おめでとう。
ラサ:ああ、エフィの元にも辞令が来るはずだぜ。
ラサは見舞いの花束を花瓶に移しながらそう答えた。
報酬も、折半する。
ラサ:まだ調子悪いようだから、無理はしないようにな。
エフィ:ええ、そうさせてもらうわ。貴方の傷はもういいの?
ラサ:ああ、ほぼ完治したぜ。
肩を回してみせる。
エフィ:ところで、貴方がリーム姫の求婚を断ったって噂を聞いたのだけど‥‥。
ラサ:ん‥‥噂になってるのか?
エフィ:何を考えてるのか知らないけど、噂が本当なら、随分と勿体ないことをしたわね。
ラサ:そうかもな‥‥。
苦笑するオレに、エフィは笑顔を見せたのだった。
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