ひょんひょろ侍。此の国・人物事典。

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神鹿家(かぬかけ)】の人物 『右左膳(うてなのさぜん)』 神鹿家随一の剛勇の者。通称【鬼左膳】 背丈は六尺三寸(1m89㎝)で赤ら顔の偉丈夫。年齢は兵庫介と同じ数え年で二十八歳(満27歳) 見るからに山賊然とした容貌の持ち主で行動も粗雑だが、顔に似合わず細やかな気配りができる人物。 神鹿家(かぬかけ)では馬廻筆頭(うままわりひっとう)を務め、尚且(なおか)つ兵庫介とも乳飲み子以来の幼友達でもある。 実は年齢が一回りかそれ以上に年下の、見た目が童女の様な甲斐甲斐しい可愛い妻がいる。 『蕨三太夫義親(わらびのさんだゆうよしちか)』 神鹿家に臣従する蕨氏の当主にして兵庫介のお気に入りの人物。 見た目も性格も右左膳と同じく山に住まう山猿らしく、ド田舎者で基本無教養ではあるが。目端が利き、敵の早期発見や情報の収集に長けている。 兵の増強を苦労して行ったにもかかわらず、国主家が居城【季の松原城】に赴いた際の指揮下の人数は、僅かに二十数人である。 『蔦巻右衛門利登(つたのまきうえもんとしちか)』 神鹿家の軍陣では、一ノ(そなえ)を預かる前線指揮官の一人。 上記の右左膳や蕨三太夫とは一味違い、面白みには欠くものの、堅実さと冷静さが売りの武将である。     
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