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プロローグ 不味すぎてリバース。
テレビに街頭のリア充が写っていた。
「なんでリア充出ているんだよ!むかつく、うぜぇ、テレビに出るな!」
と言い放ち、手に持っているテレビのリモコンの電源ボタンを本体まで壊しそうな勢いで押した。
それを影で見ていた俺の妹が
「リモコン壊さないでよね、あと、ご飯できたよ。」
「ありがとう、……油多!」
卓には、横手風焼きそば、特製から揚げ、特製餃子、八宝菜の肉からめ、油鶏淋(ユーチンリー)(油淋鶏と言おうとしたらそう言った為、家ではそう言っている。)、ウインナーの油あんかけ肉炒め、とり天(酢醤油)が置かれた。
「ウインナーあんかけ出して俺を死なせる気か!」
ウインナーあんかけには不味すぎてリバースした上に気絶してもう二度と食べたくないと思った食べ物。妹の友達が家にお邪魔した際にもそれを出し、その友達もリバースしたらしい。
「大丈夫!今回はうがい受け持ってきたから。」
「そういう問題じゃない!」
今回もいつも通りウインナーあんかけをリバースした。
◇
次の日。
「……」
「なんで朝から流し素麺?」
「暑いから!」
「暑くて朝から流し素麺は聞いたことがない!しかもいつも登校前に限って!」
「だって美味しいじゃん!」
「美味しいけど!わざわざ朝からしなくても!」
この両者のどうでもいい話し合いは30分程続いた。
この超がつくほどのどうでもいいこれはプロローグです。次回から本編です。
第一話お楽しみに!
プロローグは前日譚なので平和だけどグロ小説です。
私自身リアル友達が少なくなってきているような気がする。
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