SNS怪談 ユウコ

A子さんはツイ廃と自分でも自覚するくらい毎日ツイッターをしていたが、今はアカウントを消してしまったという。

その理由は、親友のユウコが怖いからだと怯えながら話してくれた。

高校時代のとても仲の良かったユウコから、十数年ぶりにA子さんの携帯に着信があった。
ユウコとはいつも話が合い、アニメの趣味も同じ、男の好みも同じ。さらには生年月日から血液型までも同じ。何から何まで同じだったユウコに運命を感じていた。周りからまるで双子の様だと言われ、自分たちも私たち、前世は双子だったんじゃないの。そう言い合っていた。
よく冗談で、結婚するときは同じ男にしよう。そう言って笑い、半ば本気であった。

そのユウコが今ツイッターをしているから一緒にやらない？と誘われ、以前からしていたので、A子さんは自分のアカウントをユウコに教え、フォローし合った。
そして毎日何十回もリプライして、何でも思いの丈を話してユウコとの会話を楽しんだ。

そのユウコから、相談を持ちかけてこられた。
タカシという彼氏とLINEをしていたのだが、既読無視される様になった。頭に来て思わず、

タカシ死ね

そう送っても既読無視され続けているという。