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この涙はタカシが泣いているんだ、私の中にタカシがいるんだ、私たちは運命が一緒なんだ。
そう思い続けた。
それでね、さっきタカシから送ってきたの。
今夜迎えに行く
だから今待っているところなの。でも、タカシに会うのは初めてだし、それはタカシも同じ。でね、タカシが想像していた私と違っていたらどうしようって。それが心配なの。
ちょっと、何それ!?あんたの話相当ヤバイんじゃない?ちょっとどころじゃなくて!あははじゃないわよ!タカシがお父さんを殺すだとか、アツイとかタスケテだとか、で最終的には迎えに行くって?絶対ヤバイわよ!えっ?わかんないわよ私にだって。でも嫌な気がするの。だいたい会った事も無い男によくそこまで思えるわね。ひょっとしたら騙されてるんじゃない?タカシって名前だって本当かどうか。いい?今すぐ家を出なさい。いいから!ちょっと!返事をよこしなさい、ユウコ?ユウコ!
それ以来ユウコからリプライはしてこなかった。
でもそのうちユウコから何か言ってくるかも。
ユウコが怖い。
だからA子さんはSNSをしなくなったのだという。
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