番外編 紅孩児の生活

5/7
前へ
/216ページ
次へ
「そうか、そうか、成長痛か。」 「11cmも伸びてた。2か月で!」 「おお!これから夏だ。もっともっと行くぞ。」 「楽しみですね~。アハハハハ。」 「笑い事じゃない。痛いんだぞ?」 「はいはい。」 いつもの八戒だ。ちょっとテンション高いけど。 後藤さんの総菜屋を通ると呼び止められ、また笑い話にされた。 「あとでキンピラ沢山もってくね!」 「ほら、光、お礼を言って。」 「あ、ありがとうございます。」 「いっぱい食べて、いっぱい成長するんだよ?あはははは。」 商店街を歩く 「朝ごはん、何食べたい?」 「みたらし団子。」 「それ、おやつね?」 「いつものでいい。」 「いや~、なんだかさ、特別なもの食べさせたいんだよね。」 「なぜ、ワクワクしている?」 「成長痛ですからね~。中谷さんに電話しなくちゃ。」 肉屋を通れば 「でかした!せいちゃん!今夜はとんかつだ!揚げてもってく。」 といわれ。 みたらし団子を買ってくれる八戒がいて 「成長痛とな?!お赤飯、たいちゃる!」 桑原のばぁさんも喜び。 なぜか知らんが、商店街中お祝いムードだ。 帰宅 「どうだった?」 「大丈夫か?」 「なんだ、2人とも学校行ってなかったの?」 「心配じゃん!」 「そうだ!心配したぞ!」 「悟空、膝、痛くない?」 「痛くないぞ?」 「そのうち痛くなる。紅孩児は成長痛だ。」 「なにそれ?」 八戒先生の講義が始まる。 納得した2人。 「紅孩児、骨、出すなよ?」 「出ないから。」 皆でみたらし団子を食べる。 八戒は中谷のおねぇさんを食事に招待した。 お昼はガストの出前を取り。 夜、きんぴら、とんかつ、お赤飯が届く。 中谷のおねぇさんも来た。
/216ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加