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久しぶりに三人で寄り道して、私は有村のことを報告するつもりだった。
しかし、そんなとても雰囲気ではなく、パフェをやけ食いした後は、失恋の憂さを吹き飛ばす、カラオケ大会に突入してしまった。
修学旅行当日、バスに乗る前に、私はこっそり有村に謝った。
「ごめん、結局、自由時間はミラたちと回ることになっちゃって……」
「全然いいよ。そんなこと」
有村は優しく微笑んでくれたが、どちらかといえば、がっかりしているのは私の方だった。
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