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「誰? うちの学校の子?」
動揺を隠せない私と違って、ミラはいたって冷静に質問した。
「うん、同じ剣道部の子。ずっと好きだったって告白されて、私も真面目ないい子だと思ってたから、その場でOKして……。」
ゆいちは顔を赤らめながら答えた。
「ひょえー!」
再び変な声を漏らしてしまい、ミラに睨まれる。
だって、そんなザ・青春ドラマみたいなことを、小さい頃からよく知っているゆいちが実際にしているなんて……。想像しただけでこっちが照れてしまう。
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