第6章

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「ここで一日遊び倒しましょう。俺、お風呂に入って岩盤浴に行きます。沙耶さんはどうします?」 「じゃあ、私はメニュー、全部やる!」 「よくばりだなぁ」と航くんは大笑いした。 「私は垢すりもエステも岩盤浴もしたことないんだもん」 「俺は岩盤浴しかしたことがないんだよね……。じゃあ沙耶さんは全部ね」 と、会計所でそれぞれの予約をいれて、先に入浴を楽しむことにした。 私は内湯で軽く背中を流した後で、岩盤浴にいったら、航くんも岩盤浴にいた。 岩盤浴室は凛とした音楽が流れいて、まるで暑い別世界にいるような感覚になった。 「暑いね沙耶さん、大丈夫?」 「大丈夫。暑いけど、すっきりするね」 といいながら、航くんと一緒に楽しめるのが私は嬉しかった。 岩盤浴を出たらお昼になったから、いったん食事をすることにした。 私は夏季限定メニューの冷やし中華と、航くんお気に入りの担々麺を食べた。 お腹いっぱいになったので、桟敷室にいった。 お昼寝もできるスペースであるから、そこで軽く休憩をとることにした。 「俺ここで休んでおくから、エステと垢すりを楽しんできたら?」といってくれたのでせっかくなので、私はエステと垢すりをしてくることにした。 垢すりは面白いくらい垢が出て楽しかった。 その後内湯にいったら、すべすべの肌になっていたので驚いた。 エステは、ゆったりした音楽中でオイルマッサージを受けた。 悩みの種の、肩こり・腰痛の改善マッサージを受けたので、極上の気分を味わってスッキリした。 今週は忙しかったから疲れているんだろうと思ってなと眺めていたら、航くんが起きた。 「……ン。沙耶さん、今何時?」 「3時半だよ」 「眠い、でももう起きようかな」 「起きるの?」 「眠気覚ましに露天風呂にいこうかなと思って」と航くんは起き上がった。 「私も露天風呂にいこうかな」 「沙耶さん、じゃあ5時に集合ね」 といってわかれた。 露天風呂は亀湯、ヒノキ風呂、炭酸風呂、岩湯、寝湯といくつか種類があって私はどれからはいるかワクワクした。 全部試してみた結果、ぬるくなっている亀湯が気に入って、しばらく浸かっていた。 一日でいいリラクゼーションが体験できて、航くんに心から感謝した。
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